悠パラ日記【27】新規開拓
(2024/06/12)仙田悠人
Eang初訪問
Eang(エーアン)という地域を初めて訪問しました。
僕が住んでいるアラカベサン島と同じ島の中にありながら、一度も訪れたことのない地区でした。エーアンはソンソロール・ハトホベイ州(Sonsorol & Hatohobei州)という離島をルーツに持つ人が多く住んでいる地区です。この2州は歴史的には後からパラオに併合されたので、パラオ語と別にそれぞれが独立した言語を持っています。
今回訪れた目的は、伝統的なカヌーに関するあるご提案と新セーラーの引き抜きのためです。同じ地域に住んでいるにもかかわらず、エーアンからの子供達はPSA(Palau Sailing Association)に在籍していませんので是非とも参加してほしいのです。彼らは航行術を使って生活していたことがDNAに現れているかのような身体能力や技術を持っています。自身の長所を活かせるスポーツに取り組んでくれないかなと思っています。
地区はとても綺麗な海に面した場所で、体育館も整備された場所でした。終わりがけに、お祈りの時間に同席させていただくことになって1時間ほど丁寧に個人に祈りを捧げていました。伝統をしっかり受け継ぐ、そんな方が集まっている場所でした。
パラオごみ問題
PSAでは練習日の昼食後、子供達にゴミ拾いの海岸清掃をしてもらっています。
海岸には外海から流れてきたゴミも見受けられますが、多くは新品のアサヒビールや店頭でよく見るプラスチックごみなどです。ゴミを拾う過程で、海ごみ問題が必ずしも他国が排出したものと批難をするのではなく、パラオにいる身近な人たちの意識改革も大切であることを学んでほしいところです。日本セーリング連盟(JSAF)のスローガン『残したいのは綺麗な海」ですね!
ちなみにパラオにはリサイクル制度が存在します。缶やペットボトル、瓶をリサイクルセンターに出すと一つ5セントで回収してくれます。また、瓶はエコグラスとして熱を加えて新たな製品に生まれ変わる第二の人生を歩んでいくのです。島嶼国のゴミ問題は深刻なので、リサイクル意識を高める政策です!
ダイビング
私ごとですが、パラオでダイビングライセンスを取得いたしました!
いつも海表面を滑って綺麗な海を知っていたつもりでした。しかし、パラオの海の本領はダイビングを体験してこそ理解できると再確認しました!圧倒的な綺麗さを体感しに是非パラオへお越しください!!!