ついにスタート!パラオに向けて、針路南へ

ついにこの日がやって来ました。
日本-パラオ親善ヨットレースは、3月10日(日)13:30に横浜ベイサイドマリーナ沖から参加3艇がスタート。春を思わせる晴天の下で、日本とパラオをつなぐ壮大なヨットレースが始まりました。
一日をあらためて振り返ってみることにしましょう。
(文・写真=実行委員会広報)

 


レーススタートの朝。昨日まで吹いていた冷たい強風も、すっかり収まりました。
選ばれし者の恍惚──これから始まる長いレースを前に、なんとも言えない雰囲気に包まれています。

 


午前9:00。レースに参加する3艇が、舫い(もやい)を解いて桟橋から離れていきます。
まずは横浜港のハンマーヘッド岸壁に移動し、レース前のセレモニーへ。帆船〈みらいへ〉とともにベイブリッジを通過した先までのパレードが行われます。

 


日本-パラオ親善ヨットレース2024と併せて、帆船〈みらいへ〉はパラオまでの航海を実施。今回のパラオまでの航海は、公益法人笹川平和財団 海洋政策研究所が実施する「国際海洋人材育成プロジェクト」のさまざまなプログラムの一つにもなっており、世界各国から集められた約20人(12~23歳)が乗船します。岸壁には、見送りに来たたくさんの人たちであふれました。

 


11:00に、〈みらいへ〉に先導されて、横浜港内をパレード。ハンマーヘッド岸壁のある新港ふ頭地区は再開発が進んでいるエリアで、この素晴らしいセレモニーを大勢の方たちが見守りました。

 


港ヨコハマのシンボルの一つであるベイブリッジを、レース参加艇と〈みらいへ〉が順に通過していきます。国際レースらしいセレモニー、普段なかなか見られない景色です。

 


2日前には雪が降った横浜ですが、この日は寒さも吹き飛んでしまうかのような絶好の天気に恵まれました。

 


13:25の予告信号のあと、13:30に3艇がオールクリアでスタート。スタートラインのアウター寄りでは、〈ゼロ〉と〈1122トレッキー〉がいきなり接近戦を繰り広げます。

 


スタート時の風は東~南東で6~7m/sと、とてもよいコンディションに恵まれました。

 


スタート海面には、30艇を超えるヨットやボートが観戦と見送りに集まり、これから外洋へと出ていく参加艇にエールが送られました。

 


前回大会に続いての参加となる〈1122トレッキー〉(ロジャーズ42/新田 肇オーナー)。新田オーナーは大会事務局長として、このレースの実現に奔走。ようやくレースが始まり、もしかすると少しホッとしているのかもしれません。

 


広島から参加の〈ゼロ〉(IMX40/山田克弘オーナー)。息の合った3人で、日本-パラオ親善ヨットレースに初参加。スタートから快調な走りが目立ちました。

 


自然体でレースに臨む〈パルマ2〉(エリオット13/瀧本秀人オーナー)。スタートの数日前から、横浜ベイサイドマリーナにたくさんの人たちが応援に駆け付けていました。

 


今回のレースでは参加3艇と〈みらいへ〉に古野電気のトラッキングシステム「ichidake(イチダケ)」が搭載されています。30分ごとに位置情報が衛星通信経由で自動発信され、特設サイトで誰でも無料でご覧になることができます。
上は3月10日21:40の時点でのトラッキング画面(各艇の位置情報発信タイミングは衛星の状態によって異なる)。15:00くらいに風が弱まって南へ回り、東京湾を出るのに難儀したようですが、その後は風も再び上がってきて、先行艇は伊豆大島の東を通過中です。
船のアイコンにカーソルを合わせるかタップすると、位置(緯度・軽度)や針路、前回の発信からの間の平均艇速などの詳細情報がご覧いただけます。

 


上のバナーをクリックすると、トラッキングサイトに飛びます。こちらのページをブックマークに登録しておけば、いつでも最新の位置情報を見ることが可能です。

 

予報では、12日(火)の午後に低気圧の通過によって荒天になることが見込まれています。
日本近海の第1ステージを走り、横浜から1,726海里(約3,260km)先のパラオ共和国を目指します。