悠パラ日記【40】冒険の日

仙田悠人(2024/10/14)

▌土曜日 通常練習

初級者クラスの練習はアップウィンドを練習に加え始めました。僕にとって2回目の初心者クラスなので、以前よりは勝手がわかったような気がしています。子供達にとって難しく感じがちなクローズホールド(風に逆らって45度で帆走)をどう攻略させるかが課題です。

この日は一人の子が風が触れた時の対処を覚えてくれました!一つずつ克服して、海の上での自由を手に入れてほしいですね!!

▌日曜日 Sailing Picnic

日曜日はいい風と雲の配置だったので、セーリングピクニックを突如行いました。練習場所のスコージョーから日本パラオ友好の橋までの旅です。直線距離約5キロの長距離を途中で休憩をとりながら、目標の橋を目指します!

行きの道のりは軽風で直射日光も鋭く、暑く静かなセーリングでした。潮位も低く、珊瑚に注意しながらの道中です。途中半分まで到達した頃に、船をアンカリングして休憩をとります。

休憩中に停泊した場所は海のど真ん中。おそらく誰も泳いだことがないであろう場所での休憩です。珊瑚の破損がない、まさにPristine Paradise Palau(原初の楽園パラオ)であることを実感する瞬間でした!幼少期をパラオで暮らす彼らはとても羨ましいものです!

休憩から再び目標に向かってセーリングです。少し風も増して、風が触れて、ダウンウィンドで橋まで一直線の道のり。日本パラオ友好の橋と子供達の乗るOP級の夢のコラボレーションに、来年はPalau Cupでもこの光景が観れるといいなと思いました!日本とパラオの友好を示すかのようなレースになれそうです!
45分程度の休憩をとり、その後風がなくならないうちに帰路につきました。帰りはアップウィンドでしたが一直線で1時間の道のりでした。

スコージョー到着時、海水温が足湯並みに高いことに気づきました。最近、パラオは雨が降っていないので非常に水温が上がっていたと考えられます。パラオではいわゆる温暖化の影響で水面下に沈んでしまった土地もあるようです。地球温暖化の印をダイレクトに感じた着艇後でした。

今週も読んでいただきありがとうございました!!