■悠パラ日記【42】25歳、選挙、練習

仙田悠人(2024/11/07)

こんにちは、パラオ滞在中の仙田悠人です。インカレも終わり、日本は寒くなっているのでしょうか…

▌選挙(パラオ語でもセンキョ)
11月5日はパラオの大統領と下院議員?選挙の投票日でした。これに際して選挙日を祝日にしてしまうのですから、日本もパラオを見習わなければなりません。現スーランゲルさんか、旧レメンゲサウさんの一騎打ちはどちらに軍配が上がるのでしょうか。僕のイメージでは前者は外交が得意、後者は対内関係が得意といった印象です。

選挙までの日々は公道沿いに立て看板が設置されていました。また、選挙に近づくにつれて夕方の道沿いには候補者の家族や親戚が立ち並び道を走る車に対して手を振る様子が見られます。日本のように街頭演説のようなものは見られませんでした。

また、日本と違うところは厳しい公職選挙法のようなものがないように感じるとことです。実際には存在するはずですが、人口の少ない島国では法律という枠組みがあっても、法の執行が行き届いていないというあるある問題の一つなのでしょうか。日本の公職選挙法に障りそうなTシャツ配り、有権者の家庭訪問におけるプレゼント渡し等が行われているようです。

投票日自体は5日に終了したそうですが、これから海外在住のパラオ人が在外投票をして空輸する関係で結果発表は約2週間後だそうです。下院の州議員投票は一つの週に30人しか有権者がいない州の場合、海外からの投票で結果が覆ることは容易に考えられうるそうですね~。

PSAとしては大統領がどちらでも影響ありません。しかし僕としては、現スーランゲルさんの方が嬉しいです。なぜなら、大臣から主要なポストが総替えしてしまうのでもう一度関係を構築するのが億劫なのです…。来年のパラオカップが格段にやりやすいのです…。

▌25歳 コレステロールが高いと診断される
健康診断をパラオで初めて受けました。JICAの隊員は全員が血液・血圧検査や身体測定等を一度任国で受けることになっています。注射の苦手な僕は日本以外で受ける注射技術を信じきれません。実際に前回の血液採取の際には、看護師になって3日目のフィジー人の方に行ってもらいそうになりました。「私一回も注射したことないんだよね!」そんな明るく言われても…。その時はベテランに交代してもらいました。

注射は難なく終わり、結果を聞くとびっくり「コレステロール値が高い」。医師からダイエットをするか、薬を飲むかの2択を迫られました。こんなに若くて標準体型なのに…最年少高コレステロール隊員の称号をもゲットしてしまいました。大事でないはずですが、精神的にダメージが大きかったのです…。現在は日々野菜を食べるように意識しながら生活しています。

▌練習
土曜日の初心者クラスは、中級クラスへの道のりを歩み始めました。“風に対抗してセーリングを練習できるため”の練習です。俗にいうクローズホールドの練習です。また、風が振れた時のタックを練習しました。座学で風の振れについて説明した時には一気に退屈そうな顔をしていましたが、いざ海に出ると少し理解してくれたようでわかった!と笑顔を見せてくれました。(一安心)
座学には、ヨットの知識とプラスでパラオのアウトリガーの特徴について言及してみました。なぜパラオのアウトリガーは鳥の頭を模った装飾をしているのか説明しました。子供達は自分のルーツに関係するからでしょうか、興味津々に聞いてくれました。

日曜の午前中は強風コンディションで出艇しました。高コレステロール解消のために僕もレーザーで出艇しました。ずっとフルハイクアウト(身を乗り出す)状態が久しぶりの僕にはこたえまして数回の沈を経験しました。子供達はいつもコーチにこの風で出艇しているのかと、感心です(僕が出艇判断をしていますが)笑

今週もご一読、ありがとうございました!!