悠パラ日記【その12】 パラオの年越し
(2024/01/02)
今年の抱負は
パラオ国におけるセーリングスポーツの認知率上昇、セーリング人口の増加によって、セーリングスポーツの確固たる基盤作りを目指します。
先週(12/30、12/31)の活動報告です。
マスト修理 ラダー修理
マストもラダーも修理が必要です。そもそも素管のマストや何もついていないブームがたくさんあるので、ロープをつけたり、リベットを打ち込んだりという修理をしています。道具が収納してあるコンテナ付近は日中すごく暑くなるので、自宅に移動させてそれぞれの修理をしています。修理をしていると、隣の部屋に住んでいるご家族が差し入れをしてくださる時もあり、パラオの心の温かさを感じます。
シロアリに机を食べられる
シロアリに机を食べられていることに気がつきました。机から出汁の素の顆粒ようなものが出てきていると、この2ヶ月間思っていました。その正体は、シロアリが木材を食べた残骸だったのです…。パラオではよくあることだそうで、また一つパラオの洗礼を受けた1日でした。
大家さんが机の交換をしてくれたので、一件落着でした。(笑)
ラダー作成
ラダーを全て一から作成しています。
ピンや持ち手など木の部分を全て現地にある部品で作成しています。木材は近くの建設現場から持ってきたものと、保護者の方から提供いただいたもの。また、ラダーを止めるピンは壊れたものから回収して再利用したもの。持つところに関しては木材をノコギリで目的の長さで切り、ノミで削り出すことで形を荒く整えます。最後に表面を滑らかにして、防水用のニスを塗れば完成!
2本作るだけで朝からほぼ夕方までかかりました。マンパワーが欲しいところです。
月曜日(1/1)ヨット体験会
新年一発目、パラオでの元旦は、JICAの先輩隊員さんの試乗会からスタートでした。始めてまだ2回目にもかかわらず、とても上手に乗りこなしておられました!大人を教える経験はこの2ヶ月間でも少なかったので、子供達を教える時との違いから新鮮さを覚えます。段階を追ってパラオ人だけでなく、この国で生活している外国人の人々にヨットが浸透してくれると嬉しいです。
帆走中は3重の虹がかかり、新年のおめでたさを象徴しているかのようでした!!
仙田悠人