悠パラ日記【その20】新たな段階へ

(2024/02/27)

【1】アルモノグイ小学校訪問
初めてセーリング(ヨット)の普及のためにNgermlengui(アルモノグイ)小学校を訪問してきました。
これまで同じ場所で子供達にセーリングの練習をする週が続いていたので住んでいる地域から飛び出して普及活動をしたのは初めてでした。初めての授業のドキドキとどんな子に会えるのかのワクワクで胸をいっぱいにして現地にカウンターパートと赴きます。車の中で彼はパラオのおとぎ話についてたくさん教えてくれました。おかげで直前まで緊張を忘れていました。

いざ現地に着くと、現地で教員として活躍されているJICA先輩隊員の方が全て準備済み…ありがたい。なので、到着してからものの10分やそこらで授業開始!ある程度の準備はしてきたので、最初の自己紹介から笑いをとって始めることができました。
初めは親しみやすいパラオのカヌーの話から、そしてスポーツとしてのセーリング、最後に伝統的なロープを実際に作ってみる、そんな流れでいい雰囲気で終わることができたと思います。
今回の訪問先(多分これからずっとそう)はいつも住んでいる地域よりはどちらかというと農村地帯に分類される地方の小学校。子供達の純粋さ、セーリングに対する興味津々度合いにとても癒され、元気をもらい、学校訪問に行ってよかったなと感じました。

地盤がための段階、そして新たに普及という段階を追加して、パラオのセーリング基盤作りのためにいろんな学校回っていきます!!

【2】ファンドレージング
2/23(金)はコロールの中心に位置するエルングルパークにて、ファンドレージングを行ってもらいました。今回のファンドレージングは3月30日にパラオで開催される日本とパラオのOPレースに向けての資金集めを目的にした活動です。パラオでは大会やイベントごとの前にファンドレージングによってしばしば資金集めが行われています。他の団体では子供達が洗車をしたり、レモネードを売ったりしている光景がたまにみられます。

保護者のお母さん方によって構成するサポートメンバーがとっても美味しいプルドポークをお昼の時間に販売して、96食全て完売でした!今回の資金はアンカーなど、次回のレースで必要な購入品等に充てられる予定です。

【3】練習
今週末もまた、少し遠出した練習を土曜日(2/24)にして、日曜日(2/25)は強風シリーズでの練習となりました。徐々に既存のメンバーはかなりの強風での練習に移行しています。最近は、強風下での練習が多く、風に恵まれた練習ができています。風が彼らの成長に拍車をかけてくれているのです。

日曜午前中の練習は、新人セーラーにつきっきりの練習になりました。先輩たちはその間、自分たちでの練習をしてもらいました。新人セーラーにつきっきりが功を奏したのか、タックを自分で行うことができるようになりました。この調子でどんどん上達していって欲しいです。

【4】第一回報告会
2月24日土曜日の午後7時より第一回活動報告会を開催しました。赴任して4ヶ月が経ったこれまでの活動報告や後任の方に関するお話をさせていただきました。この報告会には、日本パラオ青少年セーリングクラブ新田肇理事長にもお越しいただき、制度説明等についてお話し頂きました。ご参加ありがとうございました。