いよいよスタート……1年前
今日は12月29日。
ということは、来年の今日は「2019-2020 日本-パラオ 親善ヨットレース」スタートの日。
レースではいったいどんな天候になるのか。今年の天気からレースをイメージしてみましょう。
寒波だとか寒いとか報じられていますが、テレビの天気予報ではレース海面の状況はイマイチわからず。
そんなときにありがたいのが天気図で、
気象庁のサイトから、詳しい天気図がダウンロードできます。
「情報選択」の欄で、日本周辺地域 カラー/白黒、などと選べますが、
アジア太平洋域のカラー版だと、フィニッシュ地点のパラオまでカバーします。
レースのコースを上から赤い矢印で被せると、こんな感じ。
天気図記号は国際式になっていて、昔習ったものとはだいぶ違いますね。
長い矢羽根が10ノット。短い矢羽根が5ノット。
と、風力ではなく風速で表されています。
長いの2本と短いの1本で25ノット。▲は50ノット。大時化です。▲3本で150ノット!!
○の中は天気ではなく雲量。
○は快晴で同じですが、1本線が入ると雲量1。黒い部分が多くなるにつれ雲が多くなるということですが、雨かどうかはまた別。
そちらは天気記号で脇に表示されますが、これがやたら複雑で暗記は無理。
でも「13:電光は見えるが,雷鳴は聞こえない。」なんて状況、確かにありますね。
上記のページに詳し~く出ています。プリントアウトして張り出しておきたい。
風は気圧の高いところから低いところへ、等圧線の間隔が混んでいるほど強く吹き、地球の自転の影響で、等圧線に対して30度くらいの角度になる。
と、天気図からその海域での風向と風速を知る事ができるわけ。
ただし、この天気図は過去のものなので、問題はこの先どうなるか、で。
このページから、24時間後、28時間後の予想図も手に入ります。
風向風速の予想となると、さらにこちら。
windy.com
9日先まで予想してます。
それも、予想される気圧配置から想定される風向風速もビジュアルで表示してくれます。
表示の仕方はいろいろ設定できて、日パラレースを追うなら、緯度/経度の線入れると見やすいですね。
左上のハンバーガーメニューから、「Show a lat, long grid」をオンで。
こちら、スタート9日後になる2019年1月7日の予想です。
スタート9日後にはレース艇はどこを走っていることか。緯度の1分が1マイルなので、この縮尺だと緯度の1マス(5度)は300マイルになりますね。
右下の「ECMWF」は、英国にあるヨーロッパ中期予報センター(European Centre for Medium-Range Weather Forecasts)による予想。
「GFS」は米国海洋大気庁(NOAA:National Oceanic and Atmospheric Administration)の予想になります。
両者の予想が結構違うのが興味深いです。
と、9日も先の予想はあまりあてにならないので、
実際の外洋ヨットレースでは、1日先から5日先くらいまでの風向風速を予想してコースを引く事になろうかと……。
さあ、年末年始はこれらのサイトでお楽しみください。お節料理で一杯やりながら、レースに出ている気分で。
それではみなさま、良いお年を。
(race-2 / taka)