実質的に、エントリー締切迫る

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今年、12月29日に横浜をスタートする「日本-パラオ 親善ヨットレース」では、『外洋特別規定 2018-2019』が適用されています。

『外洋特別規定 2018-2019』とは、国際セーリング連盟(World Sailing)が規定する『Offshore Special Regurations』のことです。略称はOSR。
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この『Offshore Special Regurations』は英語で書かれているため、日本セーリング連盟(JSAF)の外洋安全委員会から日本語の参考訳が出ています。


『Offshore Special Regurations』はそれぞれのレースイベントの地域状況(local conditions)によって、「カテゴリー4」から「カテゴリー0」と数字が少なくなるにつれて要求が厳しくなります。

これまで、この日本語参考訳が「カテゴリー3」以下しかなかったため、日本国内では「カテゴリー3」までしかないのかと思っていたレース主催者も見受けられましたが、単に日本語の参考訳が無いというだけの話です。

で、
「日本-パラオ 親善ヨットレース」は、「カテゴリー1」が適用されています。

「レース公示 変更通知(番号01)」(2019/8/9)→こちら 内の 【NoR Amendment 03】の項。
「カテゴリー2」から「カテゴリー1」に変更になっています。

「カテゴリー1」も「カテゴリー2」も、これまでは日本語参考訳が出ていなかったので、参加艇側でも英文を読むしかなかったのですが、先日(2019/8/25)、JSAF外洋安全委員会から「カテゴリー2」以上も含めた全文の日本語参考訳本が販売されました。

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こちらも、あくまでも”参考訳”で、ルール上は英文の『Offshore Special Regurations 2018-2019(update 2019)』が適用されるということにはかわりないのですが。




この中の、【OSR:6.01.2】で、

At least 30% but not fewer than two members of a crew, including the
Person in Charge shall have undertaken training within the five years before
the start of the race in OSR 6.02 Training Topics

艇の責任者を含み、少なくとも乗員の30%で2人以上は、5年以内にOSR6.02の概要に則ったトレーニングを受けなければならない

とあり、そのトレーニングが何度かご紹介しているこちら、

①9月20日(金)-21日(土)
のコースはまだ空きがありますが、埋まり次第締め切るそうです。
逆に、
②9月22日(日)~23日(月・祝)
のコースは募集定員に達していますが、もしかしたらドタキャンで空きができるかもしれません。

詳細は、日本-パラオ親善ヨットレース実行委員会
E-mail: info@japan-palau-yachtrace.com
までメールでお問い合わせください、とのことです。

いずれにしても、この機会を逃すと、同様のトレーニングを受けるのはかなり難しく、ということはレースへのエントリーができなくなります。

つまり、レースのエントリー締切は10月31日となっていますが、実質的には9月20日がエントリー締切といってもいいわけで。

この機会をお見逃し無く。

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