パラオ側でも準備は進む

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少し時間が経ってしまいましたが、6月1日(土)~10日(日)の約1週間の日程で、実行委員会メンバーの代表が、レースのフィニッシュ地であるパラオ(コロール島)を訪問してきました。

フィニッシュ後のレース参加艇は、この湾にアンカリング。桟橋付きのレストラン「VITA」で、表彰式/パーティーが開催される予定です

実行委員会としての訪問は、今回で2回目。
メンバーは、浪川 宏(レース委員長)、新田 肇(事務局長)、岩堀恭一(統括プロデューサー)、山本 勤(神奈川県セーリング連盟)、斎藤 匠(横浜ベイサイドマリーナ)の5人です。

レストランや商店など、町のあちこちに「日本-パラオ親善ヨットレース」のポスターが掲示されています

今回の訪問の主な目的は、まずはレース運営にかかわる調査をあれこれ。
フィニッシュ海域の調査、レース本部設置場所の確認、本部艇の確保といった部分から、レース関係者の宿泊場所の調査など、短い日程であちこち走り回りました。
中でもフィニッシュライン設置場所の調査は、サンゴ礁など浅瀬が至るところに点在する難所だけに、実際にボートで海に出て、島の東西を実際に目で見て確認した次第です。

コロール島の東側にフィニッシュラインを設置予定。横浜をスタートしたレース艇団は、この灯浮標を目指して進むわけです


訪問期間中には、パラオ共和国のトーマス・エサン・レメンゲサウ・ジュニア大統領を表敬訪問。

トーマス・エサン・レメンゲサウ・ジュニア大統領と新田 肇事務局長が固い握手

いろいろなお願いをさせていただく一方で、このレースに対して全面的にバックアップしてくださるとの心強いお言葉をいただきました。
滞在中には、ほかにも日本大使館、JICAパラオ事務所など、関係各所を訪問しました。

訪問中には、日本から運ばれたコンテナが到着。ジュニアヨット20隻と関連用品が送られました

一方、今回の重要な目的の一つが、OP(ジュニアヨット)の寄贈事業にかかわるあれこれ。
本ホームページでもあらためて詳しく紹介しますが、日本-パラオ親善ヨットレースに関連して、ごく簡単に言うと「ヨットに乗ったことのないパラオの子供たちに、日本からヨットを寄贈。トレーニングをしたのちに、12月29日のレーススタート前日に、日本のジュニアセーラーとの国際交流レースをやろう!」というものです。
山本 勤、そして事情により帰国した斎藤に代わってパラオ入りした鈴木大祥(横浜ベイサイドマリーナ)の2人が、約1カ月現地に滞在し、ジュニアヨットの指導にあたります。

トーマス・エサン・レメンゲサウ・ジュニア大統領(右)のお孫さん(左)も、ジュニアヨットのトレーニングに参加しています

スタートとフィニッシュの場所は、遠く離れた別々の国。
それだけに準備も決して楽ではありませんが、着々と準備を進めております。
次回はジュニアヨット関連について、詳しく紹介する予定です。

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