Daily Report 9　2020/1/7

スタートから9日が経ち、レースもいよいよ大詰めです。

1月7日 朝8時のロールコールのポジションがこちら、

同時刻のウインドマップに重ねた図

先頭を航く〈アルタイル3〉は、デイラン211マイルと好調です。
このペースだと、フィニッシュ予定は、2020/1/8 13:34。という計算になりました。

〈チームパラオ・ミニー〉がその上をいくデイラン220マイル。平均艇速9.17ノット。と飛ばしています。
〈1122トレッキー〉もデイラン212マイルで猛追してきました。
この2艇は修正でもかなり競っています。今のところ、〈1122トレッキー〉が僅かに上回りそう。

そして、スタート直後から好走していた〈テティス4〉ですが、ブームを壊してヘッドセールのみで走っているとのことで、さすがにデイラン189マイル。
残航と前日の平均艇速からETAを計算するシンプル法では、昨日（1/6）朝の時点では予想修正タイム（CT）200.22時間で、〈アルタイル3〉の204.62時間を上回り優勝していたかもしれないのに……。

いやいや、ここからブームを直してメインセールも展開すれば、まだまだわかりませんぞ。

スタート時の〈テティス4〉

〈テティス4〉は、別にレース用のメインセールを持っているのですが、そちらはこの後の「チャイナシー・レース」にとっておく。ということで、今回はダクロンの丈夫なメインセールを使用。これもおニューなんですけど。
で、ブームが壊れた……と。うーむ。

ヨットレースでは途中のトラブルもすべて自力で解決しなければならず、大航海時代の航海（マストが折れたら無人島に寄って木を切り倒して直す、等）とさほど変わりないのです。

1月7日 0800頃のFURUNOトラッカーに表示される残航からの計算だと、

となりました。

何度も書きますが、FURUNOトラッカーの表示から拾った数字なので、〈アルタイル3〉が08:07のデータ、〈1122トレッキー〉は07:47だったりします。デイランもそこから計算した各値にも誤差が出ます。
ただ、それ以上に、ここからずっと昨日と同じペースで走り続けるということはないので、どれもあくまでも目安です。

さあ、いよいよ目を離せませんよ。
パラオ現地でも、準備はオサオサとはじまっているのか？

筆者はこの後もずっと横須賀の自宅でレースを追いかけています。

注：この「Daily Report」は、「日本-パラオ親善ヨットレース」実行委員会が公式に配信する情報ではありません。高槻和宏個人の責任で配信するレースレポートです。フィニッシュ予定時間もそこから計算した予想順位も、すべて筆者が個人の責任で計算したものです。
公式情報は、公式掲示板に公示されます。

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